株式投資を始めようとしている人
・20万円以上の貯金ができたけど、預金ではリターンが物足りない。
・けど、リターンを求めて株式投資をすると、損をするかもしれない。安定的にリターンを得られる銘柄はないかな・・・。
こういった疑問に答えます。
記事の信頼性
記事を書いている私は、株式投資を10年以上行っています。
その投資結果は以下のとおり、140万円以上の利益を得ています。
この記事では、株式投資をはじめようと思っている方向けに、最初に買うことをおすすめする銘柄をご紹介いたします。
想定読者
この記事は以下の読者を想定して記載しています。
- 20万円以上株式投資ができる人。
- はじめて株式投資をしたいと考えているが、どの銘柄を買うか迷っている方。
- 爆発的な利益ではなく、預金より多くの利益(年率3~5%程度)を安定的に得たい方。
- 株式投資の基礎知識を理解していること(細かい説明は省きます)。
最初に買うべき銘柄とは?
はじめて株式投資をしたいと考えている人へ私がお勧めする銘柄は総合商社の株式です。
総合商社とは、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事といった、俗に「カップラーメンからロケットまで」と言われるように、様々な商品を扱っている会社です。また、各商社がコンビニに大株主である等、様々な会社に投資も行っています。
なぜ総合商社の株式を最初に買うべきなのか?
最初に総合商社の株式を買うべき理由は以下の通りです。
- 世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏が大量に日本の総合商社株を購入している。
- 配当利回りが3~5%となっており、他の上場会社よりも高い。
- 様々な商品を扱い、かつ様々な会社に投資しているため株価が安定している。
- 購入価額が20万円~30万円と比較的少額で購入できる。
各々の項目について深堀していきましょう。
世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏が大量に日本の総合商社株を購入している。
まずは記事の信頼性をより高めるために、世界一の投資家・ウォーレン・バフェット氏に登場してもらいます。
ウォーレン・バフェット氏とは、推定資産10兆円を誇る世界一の投資家です。
ちなみに、ファーブスが2020年に発表した長者番付は以下の通りです。
- 1位 ジェフ・ベゾス(アマゾン・ドット・コム)/1790億ドル
- 2位 ビル・ゲイツ(マイクロソフト)/1110億ドル
- 3位 マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック)/850億ドル
- 4位 ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ)/735億ドル
このように、ウォーレン・バフェット氏は世界長者番付4位を誇る投資家です。
その世界最高の投資家が2020年に驚く行動に出ました。
それが、日本の総合商社株の購入です。
そのときの日本経済新聞の記事は以下の通りです。
「バフェット氏の投資会社、日本の5大商社株を5%超取得」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63230630R30C20A8I00000
配当利回りが3~5%となっており、他の上場会社よりも高い。
5大総合商社の利回りは以下の通りです。
(2020年11月27日現在の株価および各社が公表している配当予想から算出)。
会社名 | 配当利回り |
三菱商事 | 5.37% |
住友商事 | 5.26% |
三井物産 | 4.28% |
丸紅 | 3.42% |
伊藤忠商事 | 3.11% |
なお、2019年における東証一部上場企業の平均配当利回りが2.23%(有配企業のみ)であることから、総合商社の配当利回りの高いことがわかります。
総合商社の配当利回りは3%~5%であることから、例えば100万円を総合商社株に投資した場合、毎年3万円~5万円の配当を受け取ることができます。
つまり、百万円投資することで、毎年一食1万円の食事が3回~5回、四半期に一回楽しみが純増します。
ちなみに、百万円を普通預金に預けた場合は10円の利息となります(普通預金の金利は0.001%)。
したがって、普通預金と比較すると5大商社への投資で普通預金の3,000倍~5,000倍の利益を得ることができます。
総合商社への100万円投資し、10年経過すると配当は累計で30万円~50万円となります。
様々な商品を扱い、かつ様々な会社に投資しているため株価が安定している。
5大総合商社は様々な商品を扱い、様々な会社に投資しています。そのため、業績が安定し株価も安定しています。
例えば、三菱商事の過去5年の株価推移は以下の通りです。
このように、5年の間でおよそ20万円~30万円の間で推移しています。
株を売らなければならない事態となっても損失を出さずに売却できる可能性が高い銘柄となっています。
昔は、東京電力が株価が安定し配当も充実していました。
しかし、事業が電力に偏っていたため東日本大震災で原発が稼働しなくなり、かつ多額の賠償金が発生した結果、株価が長期間に渡って停滞しています。
東京電力のように事業が安定していたとしても、事業ポートフォリオが偏っている場合、その偏った事業が傾くと会社全体も傾いてしまいます。
その点、総合商社は様々な商品の取り扱い、様々な会社への投資を通じて持続的かつ安定的な事業運営を可能にしています。
購入価額が20万円~30万円と比較的少額で購入できる。
5大総合商社の最低購入価額は安い順に以下の通りとなります。
会社名 | 配当利回り | 最低購入価額 |
丸紅 | 3.42% | 64,320円 |
住友商事 | 5.26% | 133,100円 |
三井物産 | 4.28% | 187,100円 |
三菱商事 | 5.37% | 249,500円 |
伊藤忠商事 | 3.11% | 282,900円 |
このように、20万円でも三井物産の株まで購入することができます。
まとめ
ご紹介いたしました通り、例えば20万円と総合商社に投資することで、
- 年間1万円の配当を受け取ることができる。(前提:利回り5%の場合)
- それでいて、株価が乱高下する確率が低いため売却時期を調整することで売却損を出す確率が低い。
以上のメリットを享受することができます。
このように、総合商社は配当利回りが高いために投資のメリットを感じやすく、かつ株価が安定しているため投資をしても安心があります。
はじめての投資として、これ以上におすすめできる銘柄はありません。
まずは総合商社に投資を行い、実際の株式投資で何が起こるのかを実体験とした上で、さらに自分独自の勉強をして他の株式購入を行うことをおすすめします。
私も資産のポートフォリオに安定かつ高配当である総合商社の株式は必ず20%以上組み込んでいます。
今ならNISAが適用となり、配当・株式譲渡益が非課税となることも嬉しいですね。
NISAが適用されない場合は、配当は20.315%も課税されますからね。
NISAが適用となる今、株を購入しておくのは得策といえます。
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