経理業務が忙しい人
・最近退職者が出て経理業務が回らない・・・
・自社サーバが遅すぎて会計ソフトの動きが悪い・・・
・いざという時にテレワークができなくて不安・・・
こういった疑問に答えます。
記事の信頼性
記事を書いている私自身、10年程度オンプレミス型(自社に機器を設置してシステム構築するタイプ。パッケージ版のソフト等)の会計ソフトを使っていました。
具体的には、オービックを7年、弥生会計を3年程度使いました。その後、2年程前から今回おすすめするクラウド型会計システムに移行しました。
そして、クラウド型会計システムの圧倒的な便利さ(翻って、オンプレミス型の不便さ)を痛感しました。
この記事は自身の実体験を元に記載しました。
想定読者
この記事は以下の読者を想定して記載しています。
- クラウド型会計を導入して経理業務を効率化したい。
- 有事の際にもテレワークで経理業務が可能となるようレジリエンスを高めたい。
- 自社サーバの購入をすることなく、会計システムを高速化したい。
記事を読む価値
この記事を読むことで、実際に私がクラウド会計を導入することで得られたメリットを理解できます。また、同時に留意すべき事項についても記載いたします。
クラウド型会計を導入することで、会社の根幹を支える経理業務を行っている読者様がより付加価値の高い仕事にリソースを割くことができるようになります。ぜひ最後までご覧下さい。
クラウド型会計システムの何が良いのか(プラス面)
とにかく早い。遅い日がない。
クラウド型会計システムの最大の特徴はとにかく早いことです。
しかも、安定して早い。いうより、私は2年クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計 を使っていますが、遅い日が一日もありません。
経理業務を行っている読者様は、一度は会計システムが全く動かなくなり、30分近く仕事にならなかった、というご経験があるのではないでしょうか。私が3社目に転職した会社は、管理部の要望に全く耳を傾けてくれなかったので、冗談抜きで会計システムを一回クリックすると1分は動かなくなる状況でも何もしてくれませんでした(これって、経理を経験したことがある読者様なら、如何に絶望的な状況か理解いただけると思います笑)。その結果、月の残業時間は毎月100時間をはるかに超え、限界が来てしまい1年で転職することとなってしまいました。このように、会計システムが遅い状況で経理業務に従事されている読者も多いと思います。
ただ、クラウド型会計システムはとにかく早いので、こういった無駄な時間を使う必要がなくなります。経理業務の効率化によって経理担当者が経営陣により良い情報提供ができるようになり、経営陣から評価されるようになります。
私の場合、担当している経理業務をクラウド会計システムでとにかく高速化し、浮いた時間でより良い情報提供を経営陣に行うことで、以下の成果を出すことができました。
- 役職→入社時メンバー→1年後の考課でリーダーへ昇格→次の考課でマネジャーへ昇格
- 給与→入社時32万円→リーダー昇格で37万円→マネジャー昇格で41万円
このように、経理業務を効率化し、より付加価値の高い仕事をすることで会社に貢献することができ、経営陣に評価された結果、役職、給与が付いてきました。
現在、クラウド型会計システムを使わずに苦労している読者様も、私と同じようにクラウド型会計システムを導入することで人生を好転させることができれば幸いです。
銀行データ、クレジットカードの連携による自動仕訳が超便利!
クラウド型会計システムは、銀行データやクレジットカードと連携ができます。
どういうことかというと、例えば銀行データであれば預金の増加額は借方へ、減少額は貸方へ自動的に連携されます。また、その相手勘定についても簡単に設定できる自動仕訳のルール設定を行うことで自動的に起票されるようになります。特に、振込手数料のように同じ仕訳が大量に発生する際に自動仕訳が効果を発揮します。さらにその仕訳をAIが学習し銀行データと合わせて仕訳を自動提案してくれます。
導入の際に生じるイニシャルコストがない!
クラウド型会計システムはサブスク型でサービスが提供されます(いわゆるSaas系)。
つまり、導入に際して初期費用がかからない、ということです。
こうすると、クラウド型会計システムを導入する場合の提案方法としては、従来型の会計システムにかかるコストとクラウド型会計システムにかかるコストを比較するだけで良いので起案もしやすいですね。
ちなみにマネーフォワードクラウド会計の場合、スモールビジネス版ならたったの月額2,980円で利用できます。詳しい料金体系はこちらをご覧ください。
消費税率改定等大きなアップデートの都度、更新ソフトをインストールする必要がない!
クラウド型会計システムは、消費税率の改定等は何もしなくても勝手に反映してくれます。
従来型だと、大きなアップデートの度にCD-ROMを使って更新、という無駄な仕事が生じていましたが、クラウド型会計システムでは自動的にアップデートがかかるため、こういった無駄な仕事はしなくて良いです。
会計士、税理士とのやりとりがスムーズ!
クラウド型会計システムは、公認会計士、税理士とのやりとりにも威力を発揮します。
クラウド型会計システムは、社外に閲覧権限を付与することができます。
閲覧権限を付与することで、例えば、
- 試算表が欲しいので送ってください。
- 最新版の仕訳日計帳を送ってください。
こういった要望を受けることがなくなります。欲しいなら、自分で見てもらえばよいのです。
また、公認会計士、税理士側にも、いつでもどこでも会計上を閲覧することができるので仕事にタイムラブがなくなります。こうすることで、監査工数を減少させることができます。その結果、会計監査、税務監査をスムーズに進めることができるようになります。
特に、都市部ではないところに事業所がある方で、オンプレミス型の会計システムを使っている方は会計情報のやりとりを毎回パスワード付メール等で送付している場合があるのではないかと思います。クラウド型会計システムならこのやり取りが不要ですし、meetやZoomを併用することで監査業務をフルリモート化することができます。私がいる会社でも税務監査は完全リモート化することに成功しています。
クラウド型会計システムの何が悪いのか(マイナス面)
私の実務経験上、クラウド型会計システムにはほぼデメリットはないのですが、強いて上げるなら以下の点でしょうか。
ID、パスワードでどのPCからのアクセスが可能。
クラウド型会計システムは、ID、パスワードがわかればどのPCからでもアクセスができます。
そのため、情報漏洩リスクを回避するためにクラウド会計型会計システム導入を躊躇う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、オンプレミス型であっても、例えば会計情報を紙で印刷して持ち帰れば漏洩させることはできるため、情報漏洩リスクはクラウド型、オンプレミス型の間で差はありません。
会計システムを変更しない会社から転職したい方へ
これだけ便利なクラウド型会計システムの利点を理解できない経営者では、今後のテクノロジーの進化に伴う業務革命についていけないでしょう。おそらく、そういった経営者はデータの保存方法も未だにGsuite等のクラウド型ではなく自社サーバを活用していることでしょう。
断言できますが、そういった経営者では、今後産業革命以来とも言われている業態変化についていけません。早い段階でテクノロジーに対するリテラシーが高い経営者の元で仕事をし、人生を豊かにしましょう。
転職を考えている方向けに転職サイトのリンクを貼っておきます。
宜しければご活用下さい。
会計事務所経験を活かして在宅で働きたい方募集中【ジャスネット在宅スタッフ】
テクノロジーに強くなりたい方へ
これからは、間違いなくテクノロジーの進化を取り入れた会社が勝ちます。
そのため、自分が入社する会社がテクノロジーに強いかを会社の選別材料の一つにする必要が生じてきます。そのために、一般教養としてプログラミングを学習してはいかがでしょうか。
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