2013年の成績とその年の契約更改について
2013年の成績とその年の契約更改を見ていきます。
改めて見ると、育成出身者は大阪の芸人さんと同じで「2度売れなければならない」ということがわかります。
どういうことかというと、昨年のルーキーの甲斐野選手は1年目で58.2回を投げて26H、防御率4.14という成績で推定年棒5,000万円となりました。一方、2013年の千賀選手の成績は甲斐野選手と同等かそれ以上の成績でしたが推定年棒は3,300万となっています。千賀選手が年棒5,000万円を超えた時期は2016年に二桁勝利をした年の契約更改時です。このように育成出身選手は2度成績を残して初めてドラフト指名選手と同程度の年棒となることがわかりました。
2014年、2015年の成績とその年の契約更改について
2014年および2015年の成績とその年の契約更改をみていきましょう。
2014年および2015年はいずれも防御率が良いのですが、投球回数が22イニング程度と減少したため、年棒は2,500万円となっています。投球回数が少ないと防御率が良くても評価もされにくいことがわかります。
2016年、2017年の成績とその年の契約更改について
2016年および2017年の成績とその年の契約更改をみていきましょう。
2016年および2017年はともに防御率2.60近い数字、勝ち越し数も10程度上げる大活躍。その結果年棒は、
- 2016年 2,500万円→6,500万円
- 2017年 6,500万円→1億2,500万円
となっており、倍々ゲームとなっています。
2018年の成績とその年の契約更改について
2018年の成績とその年の契約更改をみていきましょう。
2018年は2017年と比べ防御率が下がり、勝ち越し数が減少した結果、倍々ゲームとはなりませんでした。
ただ、成績はエース千賀選手にしては物足りないですが、並の選手では十分な成績を残したことから3,500万円の増額となっています。
2019年の成績とその年の契約更改について
2019年の成績とその年の契約更改をみていきましょう。
2019年は2018年と比較し防御率が改善され、かつ投球回数が30%増加しています。勝利、敗戦は2018年とほぼ同じです。
防御率が2016年、2017年並になったこと、投球回収が180回と多くなったことから、契約更改では再び倍々ゲームとなりました。
2020年の成績と契約更改の予想について
最後に2020年の成績と契約更改の予想をしていきます。
2020年の成績は防御率が先発転向後、過去最高の成績となっています。勝ち越し数もほぼ前年までと同水準です。しかし、やはり減額査定の対象となるのは投球回数の少なさでしょう。
2013年、2014年の傾向を見る限り、防御率が良くても投球回収が少ないと評価がされにくい傾向があることから、2020年の投球回数の少なさも影響は無視できない程度となるでしょう。
契約更改は、5,000万円増~1億円増の3億5,000万円~4億円といったところでしょうか。
個人的には、5,000万円増の3億5,000万円が妥当かではないかと思っています。
2020年の契約更改結果!
事前の予想は3億5,000万円~4億円でした。
その予想の上限である4億円で契約更改となりました。
評価としては、投球回数が減少したものの、
- 防御率が改善
- 最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠を達成
以上が評価され、1億円増の4億円となりました。
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